6月13日更新
1.販売予定品種
2.販売方法
3.予定価格
4.所見、所感
第2章 花を楽しむ森林サボテンたち
花の展示会ですよ
Disocactus属
Disocactus nelsonii

CUTTING
4000-
Disocactus nelsonii
グアテマラからホンジュラス周辺の雲霧林に自生する希少な森林サボテンです。
細く繊細な茎節を伸ばし、開花期には透明感のあるローズピンクの花を咲かせます。その姿は華やかな園芸品種とは異なり、野生種ならではの気品と儚さを感じさせます。
本株はドイツ・Koehres Kakteen由来の実生系統で、開花まで10年を要しました。成長は決して早くありませんが、そのぶん長い年月をかけて育てた株が初めて花を咲かせた時の感動は格別です。
現在でも国内での流通は極めて少なく、実際に開花株を目にする機会は多くありません。
森林サボテンの原種を愛する方、Disocactus属の多様性に魅せられた方におすすめしたい一種です。
UMBER KELPメモ
『 開花に10年かかりました。(かかりすぎやろ) 』
Disocactus biformis

CUTTING
4000-
Disocactus biformis
クジャクサボテンの冬型の原種のひとつです。
シュートをよく出して、そこから葉状茎を枝垂れさせます。花の美しさよりも草姿の美しさが、刺さる方には刺さる種でしょう。
大株になると特に見ごたえがあります。
UMBER KELPメモ
『 20年くらい昔の話ですが、白孔雀という品種名で、ビフォルミスの白花変種と思われる品種が存在していましたが、もはや手には入らないでしょうね。(おろろん) 』
Disocactus crenatus subsp. crenatus’Chichicastenango’

CUTTING
3000-
Disocactus crenatus subsp. crenatus’Chichicastenango’
このクレナツスの亜種の特徴として、クレナツスの葉状茎のエッジが半月状になりそれが左右交互に現れます。
グアテマラのチチカステナンゴ近郊で採取された品種です。
クレナツスは暑さに弱いのですが、この個体は比較的頑丈で育てやすいようです。
草姿のユニークさだけではなく、花が大きくて非常に魅力的な種です。
UMBER KELPメモ
『 わたし数十年前にこの種を枯らしましたけどなにか?? 』
Disocactus speciosus subsp. cinnabarinus

CUTTING、10.5POT
Disocactus speciosus subsp. cinnabarinus
Disocactus speciosus の亜種ですが、徹底的に暑さに弱すぎる speciosus の近縁種の中でも、暑さへの耐性がだいぶマシな品種です。
花は非常に美しく、そして咲きやすいように感じます。
棘も speciosus に比べて優しさがあります。
UMBER KELPメモ
『 伝わらない表現撲滅協同組合が来てしまう(汗) 』
Disocactus schrankii var. stenopetaium

CUTTING
Disocactus schrankii var. stenopetaium
古くは、Disocactus speciosus の近縁種とされていましたが、現在の分類では、speciosusに纏められています。
変種名の、stenopetalum は、steno = 狭い petalus = 花弁 であり、花弁が細いタイプという意味です。
そして、花が単に開くというよりも、細長い赤いランタンがぶら下がり、先端で星状に開く印象を感じさせる、非常に美しい花を咲かせます。
毎年複数咲いているので、一般的なspeciosus よりも咲きやすいと思います。(speciosus は一般的ではなく、むしろ幻だという声は、私の耳には届かないね、ええ)
メキシコの西シエラマドレ山脈を貫く山岳ハイウエイ、Durango から Mazatlán へ向かう道沿いで採集された種です。
Disocactus schrankii var. stenopetalum
Durango → Mazatlán (Uhlig clone)
Disocactus macranthus v. glaucocadus

CUTTING、10.5POT
2000‐4000‐
Disocactus macranthus v. glaucocadus
和名、星月夜の変種です。
メキシコに生育しています。
星月夜との違いは肌色にあり、セレニケレウス オカンポニスの様な、蝋質を思わせる青白い肌をしています。
星月夜は、20世紀に入ってから作出されたクジャクサボテンの交配親のひとつです。
非常に多花性で、その花には強い芳香があります。
Field number : LAU 1263
Collector : Alfred Bernhard Lau
Species : Disocactus macranthus
Locality : Mexicó : Veracruz (Vulkan San Martin 1300-1500m)
Date : 14/05/1980
クジャクサボテン
Epiphyllum hybrid ‘乙女狐’


10.5 POT
Epiphyllum hybrid ‘乙女狐’
UMBER KELP Original Hybrid Collection
Epiphyllum hybrid ‘Chiba-Kid’ × Epiphyllum hybrid ‘Fruhlings Freund’
柔らかな桃色の花弁を幾重にも重ねる、UMBER KELPオリジナルのクジャクサボテンです。
細く伸びたトランペット状の花弁は先端にわずかなウェーブをまとい、外側は淡い狐色、内側へ向かうにつれて乙女色へと変化します。
さらに茶褐色を帯びた萼片が全体の印象を引き締め、どこか森の中から現れた狐を思わせる幻想的な花姿を作り上げます。開花時にはほのかな香りも楽しめる有香花です。
交配背景
母親の ‘Chiba-Kid’ は極矮性で知られる希少なクジャクサボテン。
故・三橋博氏作出と考えられる古い園芸品種で、株が充実すると春と秋を中心に鮮やかな赤花を咲かせます。
父親の ‘Fruhlings Freund’ は、名花 ‘Fruhlings Gold’ の系統を受け継ぐ大型花系統。
花径が大きく、花弁の伸びやかなフォルムと優雅な色彩を特徴とします。
『乙女狐』はその両者の長所を受け継ぎ、
優雅な花型
柔らかな中間色
良好な開花性
育てやすさ
を兼ね備えた交配種となりました。
栽培について
比較的丈夫で成長も早く、開花も容易な品種です。
暑さ寒さへの適応力も高く、クジャクサボテン初心者にもおすすめできます。
茎節は自然に垂れ下がる性質が強いため、吊り鉢仕立てにすると本来の美しさを楽しめます。
Epiphyllum hybrid ‘George’s Favorite’ ESA #06399


4号吊り鉢
Epiphyllum hybrid ‘George’s Favorite’
Disocactus macranthus × Epiphyllum ‘Christmas Red’
‘Christmas Red’ は Disocactus eichlamii 系との見方が優勢なようです。
1980年、ESA登録 #06399、Wressey Cocke 作出の極小型エピカクタス。
D. macranthus の細弁スパイダー咲きと、‘Christmas Red’ の赤色を受け継ぐ、リプサリス感覚で楽しめる多花性ミニ孔雀サボテン。
春と秋に4〜5cmほどの香りある花をよく咲かせ、親の‘Christmas Red’より蒸れに強く扱いやすい、後世に残る名品種です。
Epiphyllum hybrid ‘白狐の精’

10.5POT
Epiphyllum hybrid ‘白狐の精’
長野県の著名な園芸家、吉江清朗氏により実生育成された、国内由来のクジャクサボテン品種です。
一般的なクジャクサボテンに多い扁平な枝とは異なり、三稜から四稜の立体的な枝を伸ばす立ち性の品種で、株姿そのものにも独特の存在感があります。枝は比較的しっかりと立ち上がり、通常の大輪クジャクサボテンとは異なる、やや森林性サボテンらしい雰囲気を持ちます。
開花時期は春咲きのクジャクサボテンが一段落した初夏頃。花は白色で、花弁数が非常に多く、菊咲きのように幾重にも重なる美しい花を咲かせます。外花被には淡いクリーム色から黄色味が入り、開花時には白狐を思わせる柔らかな白と、ほのかな月光色の対比が楽しめます。
花を横から見ると、一般的な平面的なクジャクサボテンとは印象が異なり、ややトランペット状に前へ伸びる立体的な花型をしています。一部の夜咲き性森林サボテンを小型化したようにも見える、非常に個性的な花姿です。
また、本品種は Selenicereus anthonyanus を種子親、‘白狐の精’ を花粉親とした交配実生を育成中であり、今後の形質発現も興味深く観察しています。このことから、単なる白花クジャクサボテンとしてだけではなく、森林サボテンの交配親としても興味深い品種です。
多弁の白花、立体的な枝姿、初夏咲きという開花期、そして他のクジャクサボテンとは異なる独特の花型を併せ持つ、国内実生選抜ならではの魅力ある品種です。
Epiphyllum hybrid ‘月樓’

10.5POT
Epiphyllum hybrid ‘月樓’
Disocactus anguliger hybrid × ‘Kodi – One’ (Disocactus anguliger × ‘Jalisco Disco’)
UMBER KELP Original Hybrid Collection
フィッシュボーンカクタスとして知られる Disocactus anguliger の血を強く感じさせる、鋭く切れ込んだ茎節を持つ交配種です。
丸みを帯びるダラヒー系の葉姿とは異なり、エッジの効いたジグザグのフォルムが特徴で、花のない時期にも観葉植物として存在感があります。
開花期は主に10月末〜11月末頃。
森林サボテンの名花 Disocactus anguliger の血を色濃く受け継ぎながら、Rudolf Hessing が作出した冬咲き系統 ’Jalisco Disco’ の流れを汲む特別な交配です。
花粉親である Kodi-One は、Disocactus anguliger × ‘Jalisco Disco’ という血統を持ち、その奥には anguliger と George’s Favorite を用いた Hessing の育種思想が息づいています。
月樓は、‘Kodi – One’ よりもクジャクサボテンらしい整った花容となり、濃いローズピンクの外弁と、やわらかなピンクの内弁が重なる華やかな印象です。
横向きに咲く姿は、夜に浮かぶ楼閣の灯りのようでもあり、品種名 ‘月樓’ にふさわしい幻想的な雰囲気があります。
また、本品種の種子親は、かつてanguliger 系として入手したものの、開花の結果まったく異なる白花種であることが判明した個体です。その個体を育種親として活用し、anguliger 系統との交配を重ねることで誕生したのが ’月樓’ であり、血統中には anguliger が繰り返し現れ、独特の枝姿を受け継いでいます。
単なる美花品種ではなく、現代の冬咲き系エピフィルム育種の系譜を感じられる一株。
Rudolf Hessing が切り開いた、冬咲き育種系統 の流れをUMBER KELP がさらに繋いだ日本生まれの次世代交配種です。
UMBER KELPメモ
『 ドイツの育種家、Rudolf Hessing が切り開いた冬咲き育種系 ‘Jalisco’ シリーズを紐解くと、Disocactus macranthus(冬咲きとされるが当ショップ環境では春咲き)、Disocactus eichlamii(早春咲き)、Disocactus anguliger(秋冬咲き)、それらの交配種である’George’s Favorite’ であり、これらを共通祖先とするネットワーク的な交配構造を形成しているんだが、それはそうとして、日本では秋冬咲きクジャクサボテンはほとんど認知されていないよ(ほろん)』
7月のイベントに向けて、ゴリゴリと追加、変更、更新しますよ!!
Selenicereus属はこちら 第三回 歴史ど真ん中宴〜販売予定品目なのですよ

