UMBER KELP

クジャクサボテン、月下美人、リプサリス、セレニケレウス、ジャングルサボテンのいろいろ話



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樹祭2026autumn販売品目ですよ


今回は、クジャクサボテンをメインにもっていくよ!

まずは初だし!

Epiphyllum hybrid ′ 揚明輝 ′ 完売しました。

Epiphyllum hybrid ‘揚明輝’

Disocactus anguliger × Epiphyllum hybrid ‘Chiba-Kid’

Disocactus anguligerを種子親に、Epiphyllum hybrid ‘Chiba-Kid’を交配して作出したUMBER KELP育成品種です。

‘揚明輝’の面白さは、一般的なクジャクサボテンとは少し違う、その花の「開き方」にあります。

花色は鮮やかな朱橙色からオレンジ。外側には細く長い花被片が星のように放射状に伸び、その内側には幅広い花被片が幾重にも重なります。

その姿は、単純な一重咲きとも、典型的なクジャクサボテンのラッパ型とも違うもの。

八重咲きに見えるほど花被片の多い、短筒で大きく平開する多弁花です。

横から見るとその違いはさらに明瞭で、比較的浅い中心部から花被片が次々と外へ展開します。細長い外花被片と、内側に重なる幅広い花被片という組み合わせには、種子親であるDisocactus anguligerの面影も感じられます。

そして‘揚明輝’は、花だけでなく枝姿にも親の個性を残しています。

一般的なクジャクサボテンのような幅広い偏平茎一辺倒ではなく、ゆるやかな三角形の稜を持った枝を伸ばします。

強烈に切れ込むanguligerそのものとは違いながらも、その血を感じさせる独特のライン。花のない季節でも、この枝姿だけで十分に楽しめる株です。

クジャクサボテンらしい華やかさを持ちながら、典型的なクジャクサボテンには収まらない。

緩やかな三角の稜の枝、放射状に広がる花、朱橙色の多弁咲き。

Disocactus anguligerの個性を受け継ぎながら、‘Chiba-Kid’との交配によって現れた、UMBER KELPオリジナルのクジャクサボテンです。

Heliocereus ‘Elegantissimus’ seedling UKS-HE3
UMBER KELP SEED Heliocereus Elegantissimus No.3

Heliocereus ‘Elegantissimus’ seedling UKS-HE3
UMBER KELP SEED Heliocereus Elegantissimus No.3

約8年前、ドイツの種子業者Koehresより「Heliocereus elegantissimus」の種子として入手し、UMBER KELPで播種・育成した実生株です。

その実生群の中で、3番目に開花した個体を
UKS-HE3
として選抜しました。

最大の特徴は、鮮烈な赤〜マゼンタの多弁・八重咲き。

外側には細長く鋭い赤色の花被片が大きく広がり、中心に近づくにつれて幅広い花弁が幾重にも重なります。正面から見ると花弁が密集して非常に豪華で、中心部にはわずかに黄緑〜黄色が差し込み、強烈な赤色の中に奥行きをつくります。

一般的なHeliocereus elegantissimus=Disocactus speciosus subsp. speciosusのSyn. の花姿とは明らかに異なっており、何らかの交雑由来である可能性が高いと考えていますが、正確な交配親については不明です。

しかし、7年近く育てた実生から現れたこの花は、由来が分からないという理由だけで埋もれさせるには、あまりにも魅力的でした。

そこで正式な品種名を付けるのではなく、

UKS = UMBER KELP SEED

という育成番号を残し、

UKS-HE3

として維持・増殖しています。

種を蒔いた時に期待していた花とは違った。けれど、その“違い”の先に現れたのが、赤からマゼンタへ変化する多弁の八重花でした。

UMBER KELPで実生から育て、開花まで約7年。

偶然から生まれた、深紅の八重咲きクジャクサボテンです。

Epiphyllum hybrid ‘銀漢’

Epiphyllum hybrid ‘銀漢’
Epiphyllum hybrid ‘Chiba-Kid’ × Epiphyllum hybrid ‘Frühlings Freund’

UMBER KELPオリジナルのクジャクサボテン交配種です。

‘Chiba-Kid’を種子親に、‘Frühlings Freund’を交配して作出しました。

‘ 銀漢 ’ の魅力は、まずその枝垂れやすい草姿。枝は比較的しなやかで、成長とともに自然に下へ流れるように伸びます。吊り鉢や高い位置から垂らして仕立てると、この品種らしい軽やかな姿を楽しめます。

花は、朱赤〜サーモンオレンジを帯びた星形花。細長い花被片が放射状に広がり、一般的なクジャクサボテンに多い重厚なラッパ型とは少し違う、すっきりと抜けのある花姿を見せます。

また、比較的夏の暑さに強く、花付きも良いのが特徴です。

さらに面白いのが、秋にも花を付けやすいこと。UMBER KELPで育成している株では、2年連続で秋にも開花しています。春ほど花数は多くありませんが、春と秋の2季咲きを期待できる品種です。

枝垂れる姿、朱赤〜サーモンオレンジの星形花、比較的育てやすい性質、そして秋にももう一度。

花だけでなく、株全体の姿と年間を通した変化を楽しめる、UMBER KELPオリジナル品種
‘ 銀漢 ’ です。

Epiphyllum hybrid ‘ 月樓 ’

Epiphyllum hybrid ‘月樓’
Disocactus anguliger hybrid × ‘Kodi-One’
(‘Kodi-One’ = Disocactus anguliger × ‘Jalisco Disco’)

UMBER KELPオリジナルのクジャクサボテン交配種です。

種子親にはDisocactus anguliger系の交配種、花粉親には‘Kodi-One’を使用しました。

‘Kodi-One’自体もDisocactus anguliger × ‘Jalisco Disco’という交配で、さらに‘Jalisco Disco’の背景には‘George’s Favorite’、その先にはDisocactus macranthusへと続く系譜があります。

つまり‘月樓’は、単純に一度anguligerを交配した品種ではなく、何世代にもわたってanguliger系と冬咲き系統の血が折り重なった交配です。

この品種で特に意識したのが、国内流通のクジャクサボテンでは珍しい冬季にも花を楽しめる系統。

一般的なクジャクサボテンが春から初夏に開花のピークを迎える中、‘月樓’には ‘ Jalisco Disco ’ やその背景にある冬咲き系統の性質が受け継がれています。

華やかな花そのものだけではなく、
「いつ咲くか」まで含めて楽しめるクジャクサボテン。

それが‘月樓’の大きな魅力です。

名前の「月樓」は、月明かりの下に浮かぶ楼閣をイメージして付けました。

春の光の中で一斉に咲くクジャクサボテンとは少し違い、空気の冷たくなった季節に花を待つ。その静かな時間まで、この品種の一部だと考えています。

Disocactus anguligerから、‘George’s Favorite’、‘Jalisco Disco’、‘Kodi-One’、そして‘月樓’へ。

ひとつの花の後ろに、何世代もの交配の歴史がある。

UMBER KELPが交配育成した、冬咲きの性質を受け継ぐオリジナルクジャクサボテン ‘ 月樓 ’ です。

Epiphyllum hybrid ‘Frühlings Freund’

Epiphyllum hybrid ‘Frühlings Freund’

ドイツ系クジャクサボテンの中でも、淡い黄色の大輪花が美しい品種です。

花径は約16cmとされ、‘Frühlings Gold’より一回り大きな花を咲かせます。

外側の花被片は鮮やかな黄色。中心へ向かうにつれてレモンイエローから淡いクリーム色へと変化し、細長い花被片が大きく放射状に広がります。

黄色花でありながら重たさがなく、光が中心から外へ抜けていくような、非常に軽やかで伸びやかな花姿です。

葉状茎は ‘ Frühlings Gold ’ より幅広く、株全体にもややボリュームがあります。花だけでなく、植物体そのものにも両者の違いが感じられる品種です。

‘ Frühlings Gold ’との関係については、その実生あるいは交配由来とする話が伝えられていますが、現時点では正確な交配式を裏付ける記録を確認できていません。

ただ、その花色や雰囲気には ‘ Frühlings Gold ’ を思わせるものがありながら、より大きく、より伸びやかな黄色花へと発展したような魅力があります。

花径約16cm。幅広い葉状茎。そして、淡いレモンイエローから黄金色へ広がる大輪花。

‘ Frühlings Gold ’ とはまた違った存在感を持つ、黄色花系クジャクサボテン
‘ Frühlings Freund ’ です。

Epiphyllum hybrid ‘乙女狐’

Epiphyllum hybrid ‘ 乙女狐 ’
Epiphyllum hybrid ‘ Chiba-Kid ’ × Epiphyllum hybrid ‘ Frühlings Freund ’

UMBER KELPオリジナルのクジャクサボテン交配種です。

‘Chiba-Kid’を種子親に、‘ Frühlings Freund ’を交配して得られた実生の中から選抜しました。

同じ交配からは‘銀漢’も生まれていますが、‘ 乙女狐 ’ はそこからまったく異なる表情を見せた兄弟株です。

最大の魅力は、その朱鷺色を思わせる柔らかな花色。

赤とも桃色とも違う、わずかに橙を含んだ淡い朱桃色は、華やかでありながら強すぎず、光を含んだような独特の色合いを見せます。

花だけを見ると可憐ですが、株姿にはもう一つの個性があります。

枝は比較的しなやかで下垂しやすく、成長すると枝が自然に流れ落ちるような姿になります。吊り鉢や高い位置から仕立てることで、枝垂れた枝の先に朱鷺色の花が浮かぶ、この品種ならではの姿を楽しめます。

‘銀漢’と‘乙女狐’。

同じ
‘ Chiba-Kid ’ × ‘ Frühlings Freund ’
という両親から生まれながら、実生は同じ花にはなりません。

その一粒ごとの違いの中から現れた、朱鷺色の花と下垂性を持つ一株を ‘ 乙女狐 ’ として残しました。

柔らかな朱鷺色。
枝垂れる株姿。
そして、兄弟株とはまったく違う表情。

種から育てたからこそ出会えた、UMBER KELPオリジナルのクジャクサボテン
‘ 乙女狐 ’ です。

Schlumbergera ‘Frony’

花色だけではありません。大輪・早咲き・咲きやすさが‘Frony’の魅力です。

Schlumbergera ‘Frony’

Schlumbergera orssichiana Wild Type I × S. truncata cultivar(yellow)

オランダの育種家 Ruud Tropper 氏によって作出されたシャコバサボテンです。

2014年に行われた交配から選抜された実生品種で、国際登録ではORSS Group、花のサイズはXLに分類されています。

‘Frony’の魅力として、まず挙げたいのが花の大きさです。

一般的なシャコバサボテンと並べても存在感のある大輪で、S. orssichianaを親に持つ交配らしい、ゆったりとした花姿を見せます。

花色は黄色をベースにオレンジから赤味が加わる二色花ですが、‘Frony’は色だけで選ぶ品種ではなく、特に魅力を感じるのはとにかく花を期待しやすいこと。

公式登録でも一年に複数回開花する repeat bloomer と記録されており、当方の栽培環境でも9月初頭には蕾を付け始め、秋の間は複数回開花しています。

当方では11月頃までは開花を楽しめることが多く、種子親のオリシチアナの面影を残し、一般的なシャコバサボテンより早い時期から花のシーズンが始まる印象があります。

一方、真冬まで蕾を残すと低温期には蕾が落ちやすくなる傾向が見られるため、‘ Frony ’ は「真冬の花」というより、初秋から晩秋にかけて長く楽しむシャコバサボテンとして捉えています。

生育も比較的素直で、当方では花芽を付けさせる難しさをあまり感じない品種です。

大輪で、咲きやすく、花期が長い。

珍しい花色を追うのではなく、「しっかり育って、しっかり咲くシャコバサボテン」を探している方にもおすすめしたい品種です。

S. orssichianaの血を引くXLサイズの大輪花。
9月頃から始まる早い花期。
そして高い開花性。

育てて花を見る楽しさを、きちんと返してくれるシャコバサボテン、
Schlumbergera ‘ Frony ’ です。

Schlumbergera ‘Samba Brazil’

Schlumbergera ‘Samba Brazil’

‘Salsa Dancer’ × seedling 8620A

デンマークの育種家 Lau Rasmussen 氏によって作出されたシャコバサボテンです。

実生から選抜された品種で、登録上は TRUN Group に分類されています。

‘Samba Brazil’の魅力は、花の大きさそのものよりも、まずその華やかな色彩と、しっかりと立ち上がる花姿にあります。

花の中心部にはクリーミーホワイトから淡い黄色が残り、そこから外側へ向かってオレンジレッドへと色が広がり、花弁の縁にはさらに赤紫色が重なります。

白、黄、オレンジ、赤、赤紫。

一輪の中でいくつもの色が重なりながら、それぞれが濁らずに残る、とても華やかな配色です。

花弁の反り返りは比較的少なく、花は上向きから縦方向へ展開します。そのため、花が垂れ下がって見えるというよりも、株の上に色彩が立ち上がるような印象があります。登録資料でも、この立ち上がる花姿と色彩は‘Samba Brazil’の特徴として記録されています。

植物体は比較的コンパクトで、葉状茎は中緑色。‘Salsa Dancer’よりも縁がやや波打つような葉状茎を持ち、生育速度はゆっくりから中程度です。

当方で実際に栽培している印象では、花そのものを「特大輪」として強調するタイプではありません。

立ち上がる花姿と、中心から縁へ広がる多彩なグラデーション。そこに‘Samba Brazil’らしさがあると感じています。

Brazil Seriesの中でも色彩の華やかさが際立つシャコバサボテン、
Schlumbergera ‘ Samba Brazil ’です。

Schlumbergera ‘Samba Fronzy’

Schlumbergera ‘Samba Fronzy’
‘Frony’ × ‘Samba Brazil’

UMBER KELPで交配・実生育成したオリジナルのSchlumbergera hybridです。

種子親には、オランダの育種家Ruud Tropper氏による大輪・多開花性の品種 ‘ Frony ’ 。
花粉親には、Lau Rasmussen氏作出の華やかな二色花 ‘ Samba Brazil ’ を使用しました。

そして、この交配から現れた最大の特徴が、とにかく花が大きいこと。

通常タイプのシャコバサボテンや、当方で栽培している他品種と並べると、その差はかなり明瞭です。

単に花被片が細長く伸びただけではなく、一枚一枚の花被片そのものに幅があり、花全体にしっかりとしたボリュームがあります。‘ Frony ’ の持つ大輪性が、実生の中でかなり強く表現された個体だと感じています。

花色は、中心部の白から淡いピンクを起点に、外側へ向かって鮮やかな濃桃色からマゼンタへ。

花被片の中央には明るい色が残り、縁へ進むにつれて濃く染まるため、大きな一枚の花弁の中にもグラデーションが現れます。

‘ Samba Brazil ’ にも見られる二色性を受け継ぎながら、こちらはより大きな花被片の上で色が広がるため、印象はかなり違います。

白と濃桃色の境界がくっきり切れるのではなく、淡い部分から濃色へゆっくりと染まっていく。この柔らかな色の移り変わりも、この実生の魅力です。

両親の特徴の組み合わせ、‘ Frony ’ からは大輪性と高い開花性を、‘ Samba Brazil ’ からは華やかな二色花を期待して行った交配でしたが、実際に開花してみると、親の単純な中間ではなく、「Samba Brazilの色彩を、大輪の花で見せる」という方向へ進んだ個体になりました。

比較写真では、左から、‘Cyber Dancer‘、‘Samba Fronzy’、通常タイプのシャコバサボテン、‘ノイチゴ’ 右側 と並べても、その花のボリュームは一目瞭然。

大輪。
幅広い花被片。
白からマゼンタへ染まる二色花。

‘Frony’ × ‘Samba Brazil’から生まれた、UMBER KELP実生選抜のSchlumbergera hybrid

‘ Samba Fronzy ’ です。

Schlumbergera ‘Outono Brazil’

Schlumbergera ‘Outono Brazil’

Brazil Seriesの一品種として知られるSchlumbergera hybridです。

当方の栽培環境では、11月末から12月初頭頃に開花します。

花色は、明るくしっかりとした黄色。花の中心部には白から淡いピンクが残り、そこから外側へ向かって黄色が広がります。さらに花筒付近にはほのかな桃色が差し、単純な黄花では終わらない、やわらかな色の重なりを見せます。

一輪でも十分に存在感がありますが、株全体で咲いた時の華やかさは ‘Outono Brazil’の魅力。

枝先に次々と黄色い花を付け、濃緑色の葉状茎とのコントラストも良好。赤や濃桃色のシャコバサボテンとはまた違った明るさで、晩秋から初冬の株姿を華やかに彩ります。

しっかりとした黄色花。
中心に残る白と淡いピンク。
そして11月末〜12月初頭を彩る多花性。

Brazil Seriesの中でも、明るい黄花が魅力のシャコバサボテン
Schlumbergera ‘Outono Brazil’です。

Schlumbergera ‘Thor Wild Cactus Orange’

デンマークの Thoruplund によって作出されたSchlumbergera hybridです。

国際レジストリでは ENIG Group に分類され、実生選抜品種として登録されています。

交配親については、種子親・花粉親ともに現在のところ不明です。

株は比較的直立性があり、一般的なシャコバサボテンとは少し違った個性的な姿を見せます。

花は、その名の通り鮮やかなオレンジ系。

開花すると基部の花被片が内側へくぼみながら筒状の形をつくります。咲き進むにつれてその花被片が巻くように変化し、上部には先端の尖った細長い花被片が展開します。成熟した花は左右相称となり、独特の立体感を持つ花姿です。

そして‘Thor Wild Cactus Orange’は、花だけでなく葉状茎にも特徴があります。

名前にある “Wild Cactus” の響きも含めて、花だけではなく植物体そのものを眺めて楽しみたいSchlumbergeraです。

直立性のある株姿。
独特な葉状茎。
ピンクを帯びた蕾から開く、鮮やかなオレンジ花。

一般的なシャコバサボテンとは少し違った雰囲気を持つ、Thoruplund育成の個性派品種
Schlumbergera ‘Thor Wild Cactus Orange’です。

樹祭2026秋の開催は、あと1週間となりましたよ。

まだ更新しますデスヨ

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